外部ライブラリの参照設定について
当ブログでちょくちょく外部ライブラリ(Microsoft Forms 2.0 Object Libraryなど)を使用したコードを掲載していますが、今回は外部ライブラリの参照設定について説明したいと思います。
まず、外部ライブラリとは何ぞや?ということですが、ざっくり言うと「VBAには無い機能(オブジェクト)」を収めたファイル(拡張子が.dllや.old.やtlbのようなファイル)ということなります。
VBAがそのような外部ライブラリを参照しますよ。ということをProjectごとに設定しなければいけない訳です。
外部ライブラリにはどのようなものがあるか例を挙げると、以下のようなものがあります。※カッコ内は実際のファイル名。xはバージョンが入ります。
・ファイルやフォルダー、ドライブを操作するためのFSOオブジェクト
Microsoft Scripting Runtime(scrrun.dll)
・外部データベースを操作するためのADOオブジェクト
Microsoft ActiveX Data Objects x.x Library(msado xx.dll)
・正規表現を使用するためのRegExpオブジェクト
Microsoft VBScript Regular Expressions x.x(vbscript.dll)
・クリップボードとテキストデータのやり取りを行うDataObjectオブジェクト
Microsoft Forms 2.0 Object Library(FM20.DLL)
その他、たくさんのライブラリがあるようですが、私のような素人にはすべてを把握することはできません。
で、本題の参照設定の方法ですが・・・参照設定するProjectを選択した状態で「ツール」→「参照設定」を選択します。
参照設定したいライブラリ名にチェックを入れ、OKを押します。
参照設定したいライブラリ名が一覧にない場合は、「参照」をクリックし実際のファイル名を入力(ファイル名の一部を入力すると候補が出るのでそこから選択してもいい)し、「開く」を押します。
ネットに転がっている参照設定ありきのVBAコードをコピペして使用するぶんには、ここまでやってもらえば使用できるようになります。
次回は、自分でコードを書く場合の外部ライブラリの使用方法について記載したいと思います。