Windows1.0で遊んでみた(雑記-17)
ブラウザ上で Windows1.0 が動作するエミュレーターがあるようなので遊んでみます!
↓こちら「Virtual x86」というページ
上記にアクセスするとエミュレート可能な OS の一覧が表示されます。
Windows1.0の他に Windows95、Windows98、FreeBSD10.2、Linux2.6・・・・・・等もあり、クリックすると OS がブラウザ上でエミュレートされます。(今回は Windows1.0 をクリック!)
最初にファイルマネージャ(今でいうエクスプローラ)が起動しました。
アイコンが無いシンプルな表示です。
「ABC.TXT」という謎のファイルをダブルクリックしてみましょう。
ふむふむ・・・・・・、this is the contents of the file abc.txt(訳:これはファイルabc.txtの内容です)
ふむふむ。要するにこれは「テキストファイル」で、開いているプログラムは「メモ帳」ですね。
次に、ペイントを起動して落書きでもしてみようかと思います。
ペン・消しゴム・塗りつぶし・図形・テキストの挿入など基本的なことが一通りできます。
ちなみに、画面下の緑色の部分はデスクトップで、左下にプログラムマネージャー、メモ帳が最小化された状態になっています。(1.0から3.Xまでは、デスクトップがタスクバーの役割をしていた)
すべて最小化するとこんな感じ。
逆に、起動中のプログラムをすべて並べてみます。
ちゃんと Windows になっています。
さて、ファイルマネージャーに戻ります。
ディレクトリを新規作成するには、
- Special → Create Directory
ディレクトリを移動するには、
- Special → Change Directory
を選択します。しかし、これをやろうとするとフリーズしてしまいました。
ファイルマネージャーを 閉じると、MS-DOS に戻ります。OS はあくまでも MS-DOS であり、Windows は MS-DOS にGUI環境を付加するアプリケーションの一種でした。
MS-DOS上で WIN.COM と入力すると、再び Windows が起動します。(最初の起動時は AUTOEXEC.BAT から WIN.COM が自動実行されていた)
AUTOEXEC.BATの中身
最後に、Windows1.0 が登場して以来の歴史をざっくりとまとめて締めます。
年 | 製品名 | bit | 備考 |
---|---|---|---|
1985 | Windows 1.01 | 16bit | MS-DOSにGUI環境を付加するアプリケーションという位置づけで誕生(以降 3.Xまで) |
1987 | Windows 2.03 | 16bit | |
1990 | Windows 3.0 | 16bit | |
1992 | Windows 3.1 | 16bit | 日本で初めて普及したWindows |
1993 | Windows NT 3.1 | 32bit | |
1995 | Windows 95 | 32bit | 世界的に大ヒットし、以降、PCとインターネットが加速的に普及する |
1998 | Windows 98 | 32bit | |
1999 | Windows 98 SE | 32bit | |
2000 | Windows 2000 | 32bit | |
2000 | Windows Me | 32bit | |
2001 | Windows XP | 32bit | 32bitカーネルに一本化し、個人向け・企業向けの流れも一本化された |
2003 | Windows XP 64bit版 | 64bit | |
2007 | Windows Vista | 32bit | Meと共に黒歴史と呼ばれているそうな |
2009 | Windows 7 | 32bit | |
2012 | Windows 8 | 64bit | |
2013 | Windows 8.1 | 64bit | |
2015 | Windows 10 | 64bit | 最終バージョンと謳われているらしい |